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おたより

アトピー症状からの感染症対策

とびひ

 感染症の代表的なものは「とびひ」です。 伝染性膿疹(デンセンセイノウカシン)とも言われ、原因菌としては、ブドウ球菌の場合と、連鎖球菌の場合とがあります。乳幼児のケースに一番良く見られるのがブドウ球菌による感染症です。主に破れやすい水疱を作り、痂(カサブタ)を形成しつつ、ジュクジュクになっている部分が固まったり、乾いて湿疹と混ざり合ったりします。ただし、これはウイルス感染症で、ヘルペスのように密集することはまれです。散発的に、飛ぶように患部が出来ます。時に37度台の微熱が続くこともあります。

連鎖球菌は、ブドウ球菌による感染症よりやや症状が重く、38〜39度台の高熱が出ます。痂(カサブタ)や膿疱(ノウホウ)が多発するため、時にカポジ水疱発疹症(単純性ヘルペスというウイルスが原因)と見間違うことがあります。  治療法としては、いずれも抗生物質の内服が有効です。しかし、連鎖球菌の場合は再発しやすいため、やや長期に渡って抗生物質を内服する必要があります。塗布剤としては、バリアコート水と抗生物質入りの軟膏が効果 的です。  



ヘルペス

単純性ヘルペスウイルスによる感染症は、とびひと比べて進行速度が非常に早いのが特徴です。38度前後の発熱を伴い、顔を中心に細かな小水疱が広がり、リンパ節も腫れます。アトピー湿疹に多いと言われ、ヘルペスウイルスが両辺局面 に広がっていく場合は、カポジ水痘発疹症と言われています。  治療法としては、抗ウイルス剤の内服と塗布剤の外用が効果 的です。バリアコート水で清潔にし、抗ウイルス剤の軟膏を塗り、内服薬を使用して下さい。


黴(カビ)の感染症について

主にアトピー症状の場合は、四肢や身体の部分に出来る感染症、通 常タムシと呼ばれていますが、これが問題になります。ちなみに足や手や指の間に出来るのを水虫と呼んでいます。 タムシの場合は、赤くなって盛り上がった、輪のような状態のものができ、広がります。治療法としては、抗真菌剤とバリアコート水の併用が理想的です。

感染症対策というものは、いずれにしても一般の家庭では、実施が困難で、医師との相談が不可欠になります。いわゆるリバウンド症状が治まった後に、水ぶくれが出来る、熱が出る、食欲が無くなる、尿の出が悪くなる、といった従来にない症状が出た場合、すぐに信頼出来る皮膚科の医師と相談すべきです。これらの症状は、必ずしも皮膚科の症状とは思われないかも知れませんが、アトピーの場合は、感染症というやっかいな症状の初期症状にもなりますので、信頼出来る皮膚科の医師と相談しましょう。




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