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呼吸 |
呼吸で最も大切なことは、「鼻で吸う」ということです。人間は、口でも息を吸うことが出来るまれな動物なのだそうですが、口で呼吸をすると問題が生じます。というのは、口の奥はそのまま喉であり、人間にとっての免疫、つまりウイルスなどへの抵抗力を支配する扁桃リンパ系というものが、実に多く存在するからです。
口から呼吸すると、そのリンパ系に直接外気が当たります。外気が綺麗な空気で、雑菌などがいなくて、温度も穏やかであれば問題ないのです。しかし今日、私達の空気は汚染されていて、ウイルスなども沢山おり、しかも熱かったり寒かったりするので、リンパ系にそういうものを直接当てると、リンパ系がダメになります。私達が汚れた空気を嫌がるように、私達の身体も汚れた空気は嫌なのです。
鼻は非常に複雑な形状をしています。当然、鼻から喉に空気が到達するまでに、まず温度は緩やかになり、大きなゴミから小さなゴミまで毛や粘膜に捕らえられてしまいます。また湿気も補充し、人間にマイルドな空気にしてくれます。鼻は空気にとって清浄機であり、加湿器であり、エアコンでもあるのですから、汚い空気の中で生活している人は、なるべく鼻から空気を吸うようにすべきだということです。
もう一点、一度吐いてから吸ったほうが良いということです。と言うのは、肺に100の空気があった場合、1回の呼吸でその100が外に出て、新たに100が肺に入るわけではありません。人間の身体の機能も常に100%使うわけではなく、ある程度の余裕を持たせてあるのです。問題も出ます。古く汚れた空気が肺の中に残ったままであるということです。それでは身体にとって有害でもあるので、多くの医師が腹式呼吸を勧めるのです。古い壷に新しい水を入れるには、一度古い水を捨てなければ入りません。だから一度吐き出して、それから吸うわけです。呼吸と言うように、呼気、つまり吐き出す息があって、吸気、つまり吸う息がある、これが呼吸です。
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