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日本の食のサイクル |
科学物質に汚染された食べ物、同じ食品を大量
に摂取する習慣、及びそれを可能にさせている環境といったものが問題です。かつては季節の移り変わりに応じて、それぞれ旬の野菜、木の実などしか摂取出来なかったのですが、最近は一年中、何でも食べることが出来ます。また、かつては不足するタンパク質は、旬の魚や卵などで、ごく少量
しか補給出来なかったのですが、今ではいつでも「食べ過ぎる」くらい食べてしまいます。
日本と言う風土を考えた場合、四季のサイクルがあり、四季の食べ物があります。当然、
夏の食べ物は、季節が過ぎれば翌年の夏まで摂取出来ないことになります。人間の身体は食べ物から出来ていますから、日本人は四季のサイクルに合致した身体になっていると考えられます。世に言う、真土不二ということです。
このサイクルということが、冷凍技術やハウス栽培といった技術的革新、また化学肥料や農薬といったものの発明で、「いつでも好きな物がたべられる」状態になりました。大変喜ばしいことなのですが、先に述べた身体のサイクルが崩れたことになります。
つまり、同じ食品(殆どの場合、自分の好きな食べ物のみ)を大量
に食べるようになったのです。しかしそれを処理するというか、消化することは、サイクルを持った人間の身体には無理なことです。食物アレルギーが増えている一因として、以上のことは見逃せません。
一方、かつての日本人は、タンパク質や脂質をごく少量しか補給出来ない人が殆どでした。「風邪を引いた時に卵を食べる」とか「お正月やお祭りの時に肉や魚を食べる」といったことです。また、甘味、ことに砂糖も高級品で、食用油と並んで、お歳暮やお中元の定番製品だったりしました。お肉やマグロ、カツオといった魚(小魚を除く)、砂糖や食用油などを消化能力以上に、大量
に摂取することはなかったので、当然、摂取したそれらの食物は、殆ど100%消化されていたのです。
飽食の時代と呼ばれる今日、私達は四季のサイクルや消化能力を無視して、好きな物を好きなだけ、好きな時に食べることが出来るようになりました。好きな食べ物の代表が肉であり、砂糖であり、脂がのった魚であり、天ぷらやトンカツなどの揚げ物です。これらの摂取が増えれば増えるほど、ビタミン、ことにミネラル、つまり微量
元素が不足します。
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アレルギーが起こるのは? |
生物の活動の基本は酵素反応なのですが、殆どの酵素にはミネラル分が不可欠です。当然、消化酵素やタンパク質の分解酵素にもミネラルが必要なのですが、あまり大量
の美味しい物(美味しい物の殆どが高分子なので、消化するのに大量
の酵素、ひいてはミネラルが必要になります。)が摂取されるため、ミネラルがどうしても不足します。
例えばタンパク質、これは正常に消化され、分解されるとアミノ酸という物になります。それが消化されないと、タンパク質はそのまま吸収されてしまいます。つまり、腸の粘膜は、体内の皮膚とも言うべき物で、タンパク質などに対しては吸収しない「バリア」としての機能を果
たしています。このバリアが正常に機能せず、変質したタンパク質を体内に取り込んでしまうと、抗原―抗体反応が起きてしまいます。抗原、抗体ともにタンパク質なので、タンパク質パターンというか、アミノ酸が衝突することがアレルギーなので、それによってアレルギー反応が出てしまうのです。
要するに、腸内で完全に消化、分解してアミノ酸にして体内に取り入れないと、身体のタンパク質と反応して、アレルギーを引き起こすということです。逆に言えば、消化すればアレルギー反応は起きないわけです。ただそのためには、食物の摂取量
に比して、あまりにもミネラルが足りず、消化酵素も不足しているのが、アレルギーそしてアトピーの人とも言えます。
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ミネラルを取る |
これらのことにより、ミネラルの摂取を勧めています。ミネラルウォーターという物がありますが、ここで問題にしているレベルで考えた場合、ミネラルウォーターのミネラル含有量
はあまりにも少ないため、他の方法での摂取が必要です。また、同じミネラルでも、植物系と純粋鉱物系とでは吸収度合いが異なるという説もあります。その意味では植物系が望ましく、植物が堆積してミネラル分になったもの、日本でいうと医王石などが理想になります。
ミネラルが十分であれば、酵素が十分に出来るので、食物の消化や古くなったタンパク質の分解も進みます。いわゆる新陳代謝が良くなるわけです。当然、腸の粘膜も活性化されます。腸の粘膜は、前述のようにバリアの役割も果
たしています。摂取した食物が完全に分解されるまで、体内に入れない働きです。腸の粘膜が十全であれば、食物が体内にタンパク質のままで吸収されることはなく、よってアレルギー反応は起きません。
腸の粘膜が十全であると一言で言いましたが、そのためには腸内細菌叢がバランスを取っていなければなりません。腸内には100兆個の細菌が居ると言われています。善玉
のビフィズス菌とか悪玉の大腸菌とか、聞いたことがあると思います。善玉
とか悪玉とか言いますが、要はバランスを取っていればいいのです。と言うのは、ビフィズス菌も大腸菌も、100兆個という数から見たらごくごく少数派ですから・・・。殆どの細菌は、「日和見菌」と呼ばれたりします。つまり、リーダーが善玉
菌であれば善玉になるし、不良というか悪玉であれば不良になるという説もあります。
消化酵素はこの善玉菌と仲が良いのですが、悪玉と言われる大腸菌などとは相性が悪いのです。だから腸内の細菌叢に取っても、ミネラルは不可欠ということになります。
口から入れる物については、大事なことは、まずはよく噛むことです。噛めば噛むほど食物は消化しやすくなり、胃腸への負担も軽くなります。同時に食べ過ぎないことです。
どんなに一生懸命噛んでも、食べる量があまりにも多すぎた場合、胃腸はそれを消化出来ません。「健康には腹八分目」と言われるゆえんです。
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断食 |
余談ですが、アトピーに対して断食療法という治療法もあります。この治療は厳しいのですが、食物を摂取せず、取りあえず胃腸を休める、そして胃腸の機能が回復してから通
常の食事に戻すという考え方です。それほど現代人の胃腸は痛んでいるということです。消化が難しい高脂肪、高タンパクの物を大量
に、しかもよく噛まないで食べるのですから、胃腸は24時間働きっぱなしで、とても休む暇がありません。当然、疲れてくるというものです。腸の運動が上手く行かず、いわゆる宿便が出来るから、断食でそれを出すと考えている人もいます。これによって腸内の毒素(アレルゲン)も排出されるという考え方です。
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便秘 |
この排出、つまり排便、及び排尿についても大事です。確かに食べた物が100%消化されるわけではなく、また人間では消化出来ない物も、食物には含まれているので、それらが上手く排泄されることは大切です。何日もお通
じがないという状態は、身体にとって異常事態であり、皮膚にとっても同様です。女性の方なら、便秘とお肌の関係に気付かれる人が多いと思います。いずれにしても、便秘は皮膚によくありません。
便通をよくするためには、やはり胃腸を休ませることが大切です。その意味でも、断食まではいかなくても、「腹四分目」にする小食療法というものもあります。断食及び食治療については、諸説ありますが、よく噛むことと少な目に食べることは大切なことで、腸の粘膜の蘇生にとっては、最も大事な事柄だと思います。ただ、乳幼児及び育ち盛りについては、医師との相談が必要です。大人の場合は、自分の判断で実施してください。
ミネラルを十分に補給することは上に述べました。また、砂糖、とりわけ白砂糖の摂取を控えて、甘味は黒砂糖やハチミツなどを、出来れば必要最低限に摂取すべきです。殆どの医師が甘い物の摂取に疑問を持っていることを考えた場合、特に白砂糖(庶糖シュークロース C12H22011)は、消化しにくい構造になっているのではないかと考えられています。生化学的な結論は出ていませんが、合成甘味料なども同様です。
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心理面
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以上に加えて、心理面も大切です。精神・心理面での治療が、実際にアトピー治療に役立ったり、自律訓練法が治療にプラスになったりしています。ストレスが、身体に直接的にどう働きかけるのかについては、まだ明確な説明はなされていないのですが、私達の多くが感得していることでもあります。
色々精神的に参っているときに、身体が元気いっぱいの人はいません。体調が優れないと、精神的にも参ったりします。つまり身体と心理は一元、相関しているということです。
整体の専門家によると、精神的なストレスを与えると、人間は身体を守ろうとして姿勢を崩し、楽な方へ身体を歪めてしまうのだそうです。歪んだ姿勢を強固に取るので、骨も歪んでしまうそうです。
一方、「気圧が低いときは意思決定をしない」と言う人もいます。気圧が低い、つまり天気が悪いときは、決定が当たらないのだそうです。女性なら、「天気の悪い日はお化粧のノリが悪い」とか言う人もいます。この心理及び身体、特に皮膚の状態との関係は、非常に興味があるところですが、心理的なストレスが、アトピー症状を悪化させることもあるので要注意です。
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自律訓練法 |
「腹式呼吸」を行うことによって、自律神経を整えることが出来ます。自律神経は、交感神経と副交感神経からなっています。交感神経は、人間が行動するための神経ですが、これが緊張し過ぎると、血圧が上がり、動悸が激しくなり、いわゆるあがった状態になります。
これを抑えるのが、もう一方の副交感神経です。人間の身体は、交感神経の方が興奮しやすいので、他方の副交感神経の働きを故意に高める必要があります。
「腹式呼吸」は、自律神経を鍛えると同時に、内臓の働きを高めることが出来ます。それは、「腹式呼吸」を行うと背骨が動くので、背骨の左右から出ている内臓と連絡している脊髄神経を刺激するためです。
●方法:眠る前に床の中で行います。
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枕をはずし、下腹部に両手をあて、お腹をへこましながら、口から息をゆっくりと吐く。
身体の中の空気を全部吐き出すつもりで、20〜30秒かけて吐き切る。
(背中とお腹がくっつくようなイメージで。) |
| [2]
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腹を大きく膨らませながら、鼻から息を3〜5秒で吸う。
●毎晩、20回くらい行う。
●吐く息は出来るだけ長く、吸う息は速く行う。
●1分間に、1〜2回の腹式呼吸が出来るように、毎晩練習しましょう。 |
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